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空中楼閣
鈍く光る月の泉
最後の煙草を棄てた
携帯電話、鳴らなくなった
あの人が死んだ
何でだか泣けなかった
たとえ世界中に一人だったとしたら
アナログとデジタルの差異
取り返しがつかなくなった
彼女は嘘など言わない


空と海の境界線
螺旋階段の上から
リセットボタンを押した
そうやって、世界の崩壊を待ち続ける神のように
くだらない? ばかばかしい? それでもそれが私の存在意義
竜が飛んだ日、世界が始まる
どうやったら元に戻れるの?
過ちに気付く事無く僕等は明日も歩み続けるんだ
墓の前で永遠泣き暮らすなんて、あの人は望んでいるかな
愛したのは昔の話


血濡れの手で君の姿を追い求めて
魔術理論について軽く一時間ほど論議してほしい
魔物退治の依頼とかそう言う面倒なのは却下
あ、星屑が降ってきた
天使に振られました
空の向こうの世界なんてまるで御伽話
どうして愛してると伝えなかったのだろうか
お前が死んだら俺はどうやって生きていけば良いんだよ
ねえ、「帰ってくる」って言ったよね
崩壊した国と最後の姫君


嘘吐き。
どれだけ泣いても砂が零れるように
ずたずたに引き裂かれてもまだ愛してると叫ぶこの唇を
つまるところ体の良い殺戮マシンじゃないか
他人に何と言われたって俺は殺人鬼だろ?
好きだなんて言って、見返りは何が欲しいの?
数式上では理解できる。ただの机上の空論だ
偉人の言葉なんかより今この瞬間を
この痛みは君のせいなんだよ
本当に大切なのは唯一つ


手を伸ばして
最大級のI LOVE YOU
矛盾した情報に踊らされる
もう僕には届かない
自由の鎖
後悔する日
一人で生きていけるなどと
君の中に僕の血が流れたら
強迫観念
裏切られた眠り姫


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